10月にITストラテジストといういかつい名前の試験を受けてまして、実は国家資格で、合格したら経済産業大臣からまあまあガチめの賞状が来る系の資格です。試験そのものへのツッコミはこちらの記事「ITストラテジストとやらの試験を受けました」をご覧ください。
まあ、そんなITストラテジスト試験にですね、この度ありがたいことに合格いたしましたので、合格のために行ったことを各試験ごとに書きたいと思います。勉強時間は合計で20時間ほどです。
午前1
免除だったので受けてません!笑
今年の春に応用情報技術者を取りました。
ちなみに、応用情報も含めた午前試験の対策方法はこちらをご参照ください。
「参考書はいらない!無料のITパスポート・基本情報・応用情報対策」
午前2
午前2は、ITストラテジストちっくな問題を選択式で解きます。しかし、問題の範囲や、深さとしては、応用情報技術者の範囲とあまり変わりません。ですので、春に受けた応用情報の貯金でなんとかなりました。基本・応用のときは過去問ドットコムみたいなサイトで勉強していました。回答が充実しているのと、過去問の出題範囲を、試験の年や、細かい分野(プログラミング系、ビジネス系、など)で絞ることができるのでとても便利です。今回は、本家IPAが出す過去問を本番までに3回くらい解いて、忘れている部分だけ重点的に勉強しました。
午後1
午後1ははっきり言って国語です。ですので、問題文を読むスピードと、理解力、そして、答えて欲しいものを答えること、が求められます。対策としては、過去問をやってみて、模範解答と照らし合わせて、自分が回答だと考えていたこと、と、問題文作成者側が回答して欲しかったこと、のズレを埋めていく作業をしました。これはおかしい!みたいなんもあるっちゃありますが、これは試験です笑、あきらめましょう笑。
何年分か過去問を見ていると回答の方法も掴めたのでよかったです。例えば、
- ○○字以内で答えよ、みたいなときに、別に○○字ちょうどくらいで書く必要はない。短くても答えとして十分ならOK
- 基本的に、回答は問題文の文字列を抜き出す作業だけど、たまに問題文の背景を読んだり、実務感覚で答えるものなど、書いてないこと、を回答することが求められる
などなどです。1個目は特に、受験のときとかは大体8割以上は書きましょう、とかそんなんがあったので新鮮でした笑。2個目は、はっきり言って捨て問だと思います。もちろん、解ければいいですが、他の部分で落とさなければ問題ありません。ですので、それっぽい問題が出たら適当に書いてください笑。もしくは、自分が得意な分野の問題を選択するか、だと思います。
午後1の対策は過去問5年くらいやりました。本番まで結局点数が安定せず、本番の点数もギリギリでした、、、
午後2
さて本命。午後2でやった対策は3つです。日頃からネタ集めを怠らない、当日の時間配分だけ先に決めておく、過去問をいくつかみて論文の構成を立てる練習をする、です。時間内に、設問への答えを準備して、書ききる、これが必須だと考えていたので、準備時間の関係もあり、前記の3つに絞って対策をしました。
まず引き出しがないと書けないので、日々IT系の記事をチェックしながら、特に新製品や、新技術については、どのような背景があるのか、なぜこのような製品にしたのか、この技術はどのような分野で期待されているのか、などなど、記事の内容の周辺のことに頭を巡らせて、分からないことは適宜調べるようにしていました。
そして、時間配分ですがこれは必須だと思います。大きく3つ、前提情報の記入も含めると4つの記述する箇所があります。全部で大体3000字くらいは書かないとだめなので、きちんと時間配分をしないと時間切れになります。書いてないとたぶん、落ちますよね笑。ということで、自分の論文のスタイルや書くスピードと相談をしながら、限られた試験時間をしっかり使い切るために時間配分は事前に考えておくべきだと思います。僕の場合は、結構論文の構成に時間を取りました。具体的には、設問選びに10分、構成検討に20分、前提情報10分、問①20分、問②40分、問③20分くらいの時間配分を考えていました。
そして、文章の構成を立てる練習、これも必須だと思います。たくさん文字を書けばいいというものではなく、きちんと設問に答えることが重要ですので、設問に答えるために、どのような構成にすべきなのか、アウトラインをしっかり立てる練習はしておくべきだと思います。過去問を使えばそんなに時間をかけずにできるのでお勧めです。しっかり構成を立てることができれば手戻りもなくなるので、結果として書くスピードも上がります!
そして、やっておけばよかったのは、もっとちゃんと情報収集することです笑。今回僕は製品企画系の設問を選択したのですが、結構製品のスペックについて書かないといけない部分が多く、論文そのもの以外にもこんなに書くところがあるのか!と非常に焦りました。無駄な焦りだったので、きちんと情報収集すべきだったと感じます。あとは、漢字の練習ですね。漢字、全く書けません、、、泣。過去問みて、浮かんできたキーワードだけでも確実に漢字で書けるような対策をした方がよいと思います。
論文対策のコツについてもまとめました!
当日対策も実はしっかり行ってました
「ITストラテジストなど、IPAの高度試験の当日対策はこれで完璧!」
とまあ、このような感じで準備をしておりました!今後ITストラテジストを受験される方の参考に少しでもなれば幸いです!
タイムチケットで論文添削もやってますので、興味ある方はどうぞ!