本と言えば、小説。
小説と言えば、歴史小説!(違う)
そんな気がしますが(違う)、読みにくいのもまた歴史小説。歴史小説が読みにくい理由としては、
- 前提知識がないと分からない
- 長い
- おもしろくない
らへんがあげられると思います!まあ、時代背景や人物像などの前提知識がないから分からん上に長いから、ああ!もう!おもしろくない!!ってなるのかもしれませんが笑
そこで今回は、
- 前提知識がなくても読みやすい
- そんな長くない
- 何よりおもしろい!
らへんに焦点をあてて、歴史小説を紹介していきたいと思います!
具体的な方針
具体的な方針としては、、、
〇割と最近の話
時代が古すぎるだけ、現代とギャップがありますので、より前提知識を要すると思います。ですので、できるだけ現代と近い時代の小説にしています(数十年前のことを書いた小説まで含みます)
〇基本、日本のお話
今回は日本のことを書いた小説に絞ります。中国史とかおもしろい小説もたくさんありますが、知らない人とか地名が出てくるだけで、ああ、ちょっとしんどいな、って感じる方もいると思うからです。
という感じになります!
ただ土方がかっこいい『燃えよ剣』
まずはこれ。
- 幕末で割と最近
- 全2巻と短い
- 何より、土方歳三がかっこいい!
ということで、司馬遼太郎さんの『燃えよ剣』が一つ目です。幕末から、戊辰戦争、そして、五稜郭の闘いまで、新選組の土方歳三がどのように戦い抜くかを書いたハードボイルド小説です。ほんまに土方が一生かっこいいので、ずっとテンション高く読めます。そこまで長くもないので、おすすめです!
司馬さんに慣れたら『竜馬がゆく』
これはもう言わずと知れた司馬さんの名作ですが、何せ長い笑(全8巻)、そして、少し癖のある司馬さんの文章に慣れた方がサクサク読めるので、燃えよ剣で慣れてからの方がよいかなと。
しかし、おもしろさは一品です。ほんとうにすいすい読めます。8巻ありますが、気づいたら読み終わってますよ!
また、同じく司馬さんの著書として『坂の上の雲』がありますが、あれは戦闘シーンの描写が異常に細かい、んですね笑。もちろんそこがメインではないですが、歴史小説のとっかかりにあれを読むと「何じゃこりゃ?」となるので、ある程度慣れてから読むようにする方が無難かと思います笑
「人間」を見たいなら山崎豊子
ここまで、司馬さんの2作品を紹介しましたが、司馬さんの作品では基本的に世の中がきれいに描かれている気がします。もちろん、登場人物に悪口を言ったりしますが、読者目線で「こいつほんまに嫌なやつやな」みたいな描かれ方をする人物はいません。しかし、人間社会、そんなきれいな面ばかりでもないでしょう。
そこで、個人的に「人間らしく」登場人物を描く能力があると思うのが山崎豊子さんです。社会問題を浮き彫りにし、リアルに、そして、どんどん引き込まれるストーリーで展開される小説は圧巻です。天才としか言いようがありません。
「歴史小説」的な観点でおすすめなのは『二つの祖国』です。
「戦争三部作」とも言われている、山崎豊子さんの代表作のうちの一つです。第2次世界大戦を通して、日本と中国に離れ離れになってしまった親子の物語です。
政治に興味があればおすすめ!『小説 吉田学校』
こちらは少し趣向を変えて。「政治」に興味があれば、戸川 猪佐武さんの『小説 吉田学校』がおすすめです。全8巻と少し長いですが、戦後の政治の世界をとてもリアルに、そして、各登場人物のキャラクターが明確に描かれています。教科書では、19xx年~○○首相、とかしか出ないですが、なぜそのタイミングで○○が首相になったのか?、なぜXXに交代したのか?という教科書では出てこない部分が非常に詳細に描かれていて、無味な政治の世界に血が通うような感覚で読めます。
番外編
中国のお話ですが、、、浅田次郎さんの『蒼穹の昴』シリーズは非常におもしろいです。中国の清朝末期の話ですが、どんどんどんどん先に読み進めたくなるようなストーリーになっています。
貧乏な村に生まれた兄弟と幼馴染達が、生きていくために別々の道を歩み、王宮に使えるもの、政治家としての道を歩むもの、そして、両者の道は交わり、、、的な感じです。浅田自身が『蒼穹の昴』シリーズを書くために小説家になった、と言っているくらいなので、非常に熱が入っています。
こちらのあらすじ「「蒼穹の昴」シリーズとは?」が結構いい感じなので、この辺も参考にしてください!
いかがでしょうか。あんまり本は読んだことはないけど、歴史小説が読んでみたい!という方向けに紹介させていただきました。本格的に読書習慣をつけたい!という方はこちらの記事「7個のアクションで社会人でも読書を習慣にする方法」も見てみてください!
またおもしろくて読みやすいやつを見つけたら随時追加していきます!