みなさん、資格の取得、いそしんでますか?もちろん、資格だけが全てではない!という方も大勢いますし、実際私もそうだと思います。
しかし、日々たくさんの人と出会ったり、たくさんの会社と出会う市場/会社の中では、やはり肩書や資格、で判断されがちです。
そんな人たちは放っておけばいい!
それも一つの戦略だと思います。しかし、せっかく能力があるのに不当に低く評価される、あるいは評価をされないのは非常にもったいないことです。むしろ、資格をきっかけにして自分の能力に対して正当な判断をしてもらう、というのが正しい資格の使い方ではないでしょうか。
ということで、今回はIPAが開催する、ITストラテジストの試験を、文系出身で、しかも、若手のSEが受けた方がよい理由を紹介します。
ITストラテジストとは何か?という点については、下記の記事を参考にしてくださいね!
お客さんが話を聞いてくれる
なんとも悲しい話ですが、業界によっては、若い見た目なだけで「若いやつが来たな」と判断されてしまいます。初めにこうした印象を与えてしまうと、あとの話も「若い奴が言っていること」と捉えられてしまい、非常にもったいないです。
ぼくも、営業時代はできるだけ更けて見られるように色々工夫していました。。。
しかし、見た目の工夫はやはり限界があります。そこで一役買ってくれるのが「資格」だと思います。例えば、若い人でも「弁護士です」って自己紹介したら、「先生」として取り扱ってまともに話を聞いてもらえそうですよね?
高度資格にはそのような効果があるでしょう。
もちろん、実際に実力が伴っていないと「こいつ資格だけか」と思われるので、日々の鍛錬と打ち合わせの準備は不可欠ですけども。
社内で一目置かれる
お客さんだけではなく、社内でも一目置かれます。結局、会社という組織にいると、仕事を回してくれるのは上司なので、社内で知名度が上がったり、注目されるのは非常に重要です。
実際に僕も23歳でITストラテジストに合格しましたが(「最年少ITストラテジスト」)、社内SNS的なやつで合格したことが公開されたとき、色んな方から声をかけていただきました。
そもそも名前が知られていないと仕事をもらいようがありませんし、何か目立つもの、がないと選んでもらえません。ITストラテジストは、若いときに取るにはうってつけです。
文系のスキルが活きる
取った方がいいのは分かるがそんなに簡単ではない!
その主張も一理あると思います。合格率も14%程度と決して高くはありません。
しかし、実は文系出身のSEは、IPAの高度試験は非常に有利です。
というのも、高度試験の午後1は長文を読んで回答する、ほとんど国語の問題ですし、午後2に至っては論文です(手書き3,000字は鬼ですがw)。
したがって、
- 文章を読む力
- 文章を書く力
が非常に重要になります。文系学部出身であれば、卒業論文を書いたり、そもそも定期試験が論述中心だったりと、文章を構成して、書く、という能力を知らず知らずのうちに鍛えています。
そんなこと言ってもあまり自信がない、、、、
と感じると思いますが、安心してください。僕が今まで出会ってきたよくできるエンジニアは笑えるくらい文章がかけません笑。論理的に物事を考えられるのですが、それを文章としてアウトプットするスキル、が高くないんですね。なので、自分がめっちゃできなくても、大丈夫です笑
幅広い知識を得られる
資格勉強のうまみの一つはこれだと思います。業務に関わっているとどうしても業務に関係すること中心に知識をインプットしがちです。少し現場を離れて資格の勉強をすれば、社会の動向、最新技術、経営、セキュリティ、ハードウェア、などなど普段関わらない領域の知識をインプットすることができます。
幅広い知識に支えられた専門性は鬼に金棒ですね。
経営目線を持てる
ITストラテジストは
経営戦略に基づいてIT戦略を策定し、ITを高度に活用した事業革新、業務改革、及び競争優位を獲得する製品・サービスの創出を企画・推進して、ビジネスを成功に導くCIOやCTO、ITコンサルタントを目指す方に最適です。
ということでお題目として掲げられています。設問や回答内容も経営戦略や、業務改善、製品企画、といった大きな視点に立った内容ばかりです。
普段の業務から離れて広い視点を持てることで、若い時代に得られる経験の質が変わるでしょう。そういった意味でも早いうちにITストラテジストの資格を取得しておくことが、後々の仕事での経験の質を高めるためにも有効です。
いかがでしょうか。文系出身の若手SEこそ、ITストラテジストを取得すべきだと考えている理由です。
ちなみに、僕は文系出身、実務2年目で、参考書やスクール無しで、完全に独学でITストラテジストに一発合格しました。その経験をもとに論文添削や試験のアドバイスを行っていますので、お気軽に連絡ください!